トヨタカローラ名古屋株式会社様

 

目的

お店の活性化
従業員スタッフがひとりひとり活き活きと仕事に取り組み、その結果、お客様の満足度が高まり、結果として目標達成がなされるようなお店を目指すこと。

1年目の目標

チームリーダーのコーチングマインドとスキルの習得と向上

1年目の課題

店長、チームリーダーの多くは、TOP営業パーソンで自分の営業スタイルが確立され、成果を上げているメンバーが多く、一匹狼的なスタイルを得意としているのが現状でした。各個人の売り上げの総和が目標達成となる厳しい現場の現状もありますが、企業を取り巻く、大きな社会環境の変化の中で、旧来型の店舗の運用では、厳しい環境変化に対応できないと考えた経営者は、チーム力を活かした営業という新しいスタイルに目標に定めました。
一匹狼的なメンバーが育つ旧来型の運用では、その人のスキルが継承されないというデメリットがあります。また、お客様によってはAさんが担当するよりも、Bさんが担当する方が喜ばれ、絶対に成果につながるような状況でも、自分の担当のお客様を他の営業パーソンに担当してもらうという発想は、それまでにはありませんでした。

そこで、新しい運用では、チーム力を活かし、チームで成果を上げことを目標としました。チームリーダーが中心となって育成を図り、チームメンバーの営業力の底上げと、お客様にあった営業スタイルの営業パーソンが担当することで、よりお客様のニーズに答え、お客様の満足度を高めていこうと考え、方針を出し、店舗で取り組んでいました。

しかし、現場のスタッフは経営者の新しい方向性は頭では理解できても、なかなかそれを実行することは難しいと感じている現状がありました。そこで、まずは「自分の成果を上げる」という思考からから「部下の可能性を引き出し、部下のやる気を引き出し、部下の成果、成長につなげ、チームの売り上げを上げる」と言うことに意識を変革してもらうために、コーチング研修を導入し、そのマインド、スキルを習得することを目標としました。

1年目の結果

1.全チームリーダーに研修を実施

2.全店長に研修を実施

3.全エンジニアリーダーに研修を実施

2年目の目標

リーダーのチームビルディング能力の向上と店舗活性化プロジェクト推進
新任リーダーの育成

2年目の課題

1対1のコミュニケーション能力の向上は素晴らしく、意識して実行することができるようになりましたが、チームの力を引き出したり、チームメンバー間の信頼関係を築く環境設定に課題がありましたので、コーチングで学んだ1対1のスキルを1対多である会議やミーティングで活かすようにファシリテーションのスキルを習得することを目指し、並行して自分たちの理想のリーダー像を明確にし、各自の目標と行動計画を明確にして日々の取り組みを行ってまいりました。

また、活気あふれる理想の店舗づくりを目指して、店舗を活性化させるためのアイデアを考え、発表し、実施プロジェクトを決定し、全員一致して店舗活性プロジェクトの発足をめざし、実施へ向けてプロジェクトチームを発動させてました。

2年目の結果

1.チームリーダーとエンジニアリーダーと合同で研修を実施

3年目の目標

プロジェクトの推進と成功、新任リーダーの育成、次世代管理者の自己基盤開発

3年目の課題

選ばれたプロジェクトを全店舗へ展開し、全社員を巻き込んで活気あふれる店舗づくりを行うに当たって、プロジェクトメンバーはプロジェクト運営が初めてであり、全店舗へ展開することも初めてという課題があります。
また、次世代管理者を育成していく上で大きな環境の変化や厳しい現状に向かいながらも店舗のメンバーを巻き込み、皆が明るく活き活きと仕事に取り組める店舗風土を作っていくためのリーダーの自己基盤強化を目指します。

3年目の結果

店舗活性化プロジェクトメンバーは当初こちらが予定した会議だけでなくメンバー自らがどんどん、ミーティング開催を行い、アイデアを出し、店舗展開を自主的に進めて行っています。
トライアル店舗を決めた後も、自主的にメンバーが自らの店舗で実施するところも現れ、自律行動が生まれてきました。